冬は洗濯物が乾きにくいですが、
これは冬キャンプで使ったテントをどうやって乾かすかという問題にも直結します。
そこで、冬キャンプで使った「テントの乾かし方」やテントを乾かす際の「便利グッズ」などを
紹介していきましょう。
冬キャンプで使ったテントの乾かし方
冬キャンプでは、雨が降らなくても地面からの湿気や夜露などで
「雨が降ったのか!?」と思うほどテントが濡れます。
濡れたテントを効率的に乾かす方法はいくつかありますが、
どの方法を使うにしてもまずはテントに付いた水分を取り除いておくことが重要ですよ。
キャンプ最終日の朝起きたら、テントを軽く叩いたり、
布団を干す要領でパタパタと扇いでシートに付いている水滴を落とします。
叩いたり扇いだりできない形状のテントであれば、
タオルなどを使ってシートの水滴をふき取ってもOKです。
ひっくり返して乾きにくい個所を日に当てる
着替えなどを済ませたら、テントをバラしてシートをひっくり返し、
設営時に内側になっていた部分が日に当たるようにして広げておきましょう。
設営ベルトやガイロープ、スカートといった個所はどうしても乾きにくいため、
カビの発生原因となることが多いんです。
シートをひっくり返すことで、
設営ベルトなど乾きにくい個所に日を当てようというわけです。
テントを日に当てて乾かす際には外せるものは全て外しておいて、
バラバラに広げておくことで効率的に乾かすことができますよ。
垣根や立ち木を使ってテントに風を当てる
日に当てると同時に風にさらすことでも洗濯物は早く乾きますから、
垣根や立ち木を利用することでテントが乾きやすくなります。
キャンプ場によっては、
枝ぶりがしっかりした立ち木やサイトを区切る垣根があったりします。
その立ち木や垣根にテントのシートを被せるように広げておくことで、
日に当てるだけでなく風にさらすこともできるんですよ。
ただし、テントを乾かしたがために枝が折れたりといったことがあってはいけません。
なので事前にキャンプ場の方に、テントを乾かすのに立ち木や垣根を
利用しても良いか確認しておくのがベターですね。
ポールとロープで簡易の物干しを作る
テントの設営に必要なポールとロープを使って簡易の物干しを作り、
布団を干す要領でロープにテントをかけて乾かすのも1つの方法です。
これならテントを乾かすために道具が増えることも無いですし、
立ち木や垣根が使えなくても大丈夫ですよ。
簡易の物干しがあれば、
テントだけでなく寝袋など乾かしたいものを全て干しておくことができます。
ただ風が強い場合には、シートが破れることもあるので注意が必要です。
山の中のキャンプ場で太い立ち木が複数ある場合は、
立ち木にロープを結んで簡易の物干しにするのもアリですね。
さらに立ち木にテントを直接結びつけて、
ハンモックのようにして乾かす方法もありますよ。
ブロワーがテントを乾かすの役立つ?
冬キャンプに「ブロワー」を1つ持って行っておくと、
テントを乾かす際にも役に立ってくれます。
エアーマットを膨らましたり、火を起こす際に空気を送ったりするのにも
ブロワーは使えるので、持って行っておいて損はありませんよ。
テントに水滴が付いているとなかなか乾きませんから、
最初にシートなどに付いた水滴を取っておく必要があります。
シートなどの水滴の付いている部分に向かってブロワーで風を送ってやると、
水滴が簡単に吹き飛んでいきます。
叩いたり扇いだり拭き取ったりするよりも簡単にテントの水滴が落とせるんですね。
帰宅してから乾かすなら
チェックアウト時に雨が降っていたり、テントを干すスペースが無かったりすると、
帰宅してからテントを乾かすしかありません。
自宅でテントを乾かす場合、布団と同じようにベランダなどに干すのが一般的ですが、「浴室乾燥」や「布団乾燥機」を使う方法もあります。
浴室乾燥や布団乾燥機では、正直なところ、
日に当てたり風にさらしたりするよりも乾きが良くありません。
しかし風が強いとか天気が悪くてなかなか外に干せない場合には、
浴室乾燥や布団乾燥機を使うのも良いと思いますよ。
車の中にテントを広げて乾かす方法もありますが、
車のシートが濡れたり汚れたりするのであまりおすすめできません。
テントの乾燥サービスを利用する
ちょっと贅沢ですが、テントの乾燥サービスを利用するのも良いかもしれないですね。
キャンプ用品メーカーである「スノーピーク」ではテントの乾燥サービスを行っていますし、
キャンプ用品を取り扱っているお店でお願いできるケースもあります。
テントのサイズにもよりますが、大体5,000~10,000円の間ぐらいの金額となっています。
テントを乾かしてくれるだけでなくキレイに畳んで返してもらえるので、
テントをしまう手間も省けますよ。
しっかり乾燥させることでカビの発生を防いでテントを長持ちさせることができるので、
毎回でなくても半年1年に1回ぐらいは利用しても良いんじゃないでしょうか。
まとめ
冬キャンプで濡れたテントをそのままにしておくと、
カビが生えて次回のキャンプでテントが使えなくなってしまいます。
紹介した乾かし方を参考に、
使い終わったテントをしっかりと乾燥させて少しでも長く使えるようにしましょう。
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