アメリカ合衆国出身の作家で思想家、詩人で博物学者のヘンリー・デイヴィッド・ソローが残した言葉でこんな言葉がります。
「わずかなものしか持たずに生きられる人ほど豊かである」
この言葉を知ったとき、思わずキャンプ道具部屋を見つめてただずむ自分がいました笑
ブッシュクラフトとは
自分のキャンプスタイルも、もっとシンプルにしていけばより多くの楽しみだとか、喜び見たいなものが見つかるんではないかとそこでたどり着いたのが「ブッシュクラフト」でした。
ブッシュクラフトとは簡単に説明すると森林等の自然環境の中で「生活」をする知恵や技術を総称した言葉です。
あくまでも自然環境で「生活」する事が目的でサバイバルのような「生存」を目的としてではありません。
古来、人は野山の中に身を置いて生活を送ってきました。
鳥やイノシシなどの獣を狩って肉を食べ、またその革で衣服を作り、身の回りにある草木や石を加工して、生活に必要な道具を作り出してきました。
それはまさに
「ブッシュ=茂み」から「クラフト=創りだす」
という、言葉通りそのもの。
やがてそれらは発展していき、実用的な機能を求めるだけではなく、芸術性を求めて装飾を施されたりと、より快適でより贅沢に改良発展を遂げてきました。
その延長線上の最先端にあるのが、今の我々の文明社会に当たるのではないでしょうか。
とすれば、原点を振り返ると、古来の日常生活というものはそのまま、現在のキャンプやアウトドアそのものですよね。
でもこれが古来のライフスタイルだったのです。
TVでやっている人気番組のDASH村などを見ていると、農作業や古民家再生、炭焼きなど、毎回のテーマに合わせて地元のプロが出てきて指導を行っていますよね? (この番組実はよく見てました笑)
これそこ、自然と共に生きている、日本のブッシュクラフトの具体的な例ですね。
受け継がれてきた生活の為の技術に、四苦八苦しながら挑戦する。
違う言い方をすれば、単なる昔の田舎暮らしがこんなに面白く見てしまうのは、人間のDNAに潜んでいる古来の本能が共感するからではないでしょうか。
かと言って単なるキャンプなどで自然を感じるのもいいですが、便利な道具は普段の生活をぼやけさせてしまいます。
ブッシュクラフトは道具をほとんど使用しない為、日常とは全く違う過ごし方ができます。
静かな自然の中でのアウトドアはまさに別世界と言えます。
ブッシュクラフトには作る楽しみがある
必要なものを自分で作ることで、普段の生活のありがたみ、物を作る楽しさや達成感を味わえます。
ブッシュクラフトは作る大変さがありますが、それ以上に「自然に生きている」ということを実感させ、楽しませてくれるのです。そんなブッシュクラフトの必需品としてよく
「三種の神器」
というものがあります。
「ナイフ」「メタルマッチ」「水筒」です。特にナイフは様々なことができる為、必須と言えます。他にもテントやロープ、寝袋があると快適には過ごせますが・・・
アイテムの事を書き出すと止まらなくなりそうなので、また違う記事で・・・笑
ぜひ普段のキャンプに少し飽きてきた方や、興味がある方は「ブッシュクラフト」をやって見てはいかがでしょうか。
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